PEAVEY Japanスタッフです!
はい!本日第6回目のコラムです。
過去最短のインターバル。笑
かつかなりの長文です。笑
さて、前回に続き、カーボンファイバーに焦点をあてていきたいと思います!
今回は【カーボンファイバーのメリットとサウンド】について書いていきます。
まず皆さんはカーボンが使われているギターを弾いたことがありますか?
その時のサウンドの印象はどうでしたか?
逆に弾いたことがない方は、どんなサウンドイメージがありますが?
高硬度のカーボンファイバーは、硬い音をイメージするかもしれませんね。
前回全てのカーボンギター≠カーボンファイバーギターではないという内容を書きました。
そのため、例えばみなさんが訪れた楽器店で売られていたカーボンギターを弾いた時に、
「うーん、やっぱりカーボンギターは何か求めてるサウンドと違う、、、」
と思ったとしても、別ブランドのカーボンギターを弾いたら
「おぉ!この音好き!」
という場合もあります。
同時にどれがカーボンファイバー製のギターだと思うか、サンプル音声と共にアンケートをとってみたのですが、圧倒的に多かったのがAとBです。
※スタッフがツイッターのアンケート機能を教えてくれました。便利~!!
でも正解はC。
つまり、音を聴いて「これはカーボンアファイバー製のギターではなく、木製のギターだ。」と感じた人が最も多かったギターこそが、カーボンファイバー製のギターでした。
全部3本ともコンデンサーマイクで録音しましたが、もちろんギター1本1本材質も違えば、弾き手によって音も変わりますし、聴く人の再生環境によっても判断が分かれるところだとは思いますが、先入観抜きにして聴くとまた面白いですよね♪♪
どのギターが良い悪いとかではなく、カーボンファイバー=高硬度であるがゆえに、「硬くて温かみのない音ではない」ということが分かっていただければ嬉しいです。
※個人的にMartinもTaylorもどちらも大好きな素晴らしいギターブランドですし、Martinは僕の私物です。笑
これは実際にComposite Acousticsのプロダクトマネージャーが言っていたのですが、
「木じゃないカーボンファイバー製というだけで、苦手意識を持ってしまう人がいるのは百も承知。だからこそサウンドには一切妥協せず、プレイヤーが満足する音を目指しています。」
つまり、作る側もただ頑丈さだけを追い求めているわけではなく、あくまでも楽器としてのサウンドクオリティが確保されての、耐久性ということですね。
耐久性を優先したが故に、残念な出音になってしまっては元も子もないですからね。
そして、Composite AcousticsやKLŌS Guitars(今日本に入荷しているのはウクレレのみ)に使われているカーボンファイバーギターですが、なるべく皆さんにはユーザー目線からの情報をお届けしたいなと思っているので、僕自身ライブやレコーディングで、Composite Acousticsのギターを実際に使ってみました。
結論からいうと、、、、
今後、ライブに持って行くとしたら、余程特殊な環境でない限り、カーボンファイバーのギターしか持っていきたくないです。笑
※特殊な環境というのは、「この曲に合うギターサウンドは、このギターじゃないと絶対に出せない!」というリクエストがあった場合です。
僕自身、勿論木製のアコースティックギターも持っています。
レコーディングの場合、曲によって、ギターやマイク、弾き方を変えてその曲に一番合ったサウンドを探りますが、ステレオでアコギを録る場合、片方が木製のギター、片方はカーボンファイバーギターといった感じで弾くと、左右でそれぞれの特徴的な音が録れて、広がりやサウンドの華やかさといった意味で良い効果が得られますよね。
そして、カーボンファイバーのギターの恩恵を僕が最も実感したのはライブの時でした。
演奏する会場が、いつもギターを保管している環境と全く同じということはあり得ないですし、僕の場合、野外で演奏することもあるので、実際にカーボンファイバーのギターを使用した状況を少し説明したいと思います。
その日は晴れた夏の野外で、気温約35℃・直射日光のあたる場所・多湿・海沿いのエリアでした。
サウンドチェック~本番終了まで、トータルで1時間半ほどこの場にいました。
夏休みということもあり、沢山の人で賑わったイベントだったのですが、ギターを弾く人にとっては、「演奏環境」という面においては中々厳しいものでした。
※イベント自体はとても素晴らしいものでしたよ!
例えば、そこで入魂の1ステージとかであれば、割り切って「この1ステージだけ耐えてくれ!」と自分のギターに言い聞かせて弾くのかもしれませんが、その日はそのステージが終わった1時間後には、エアコンがしっかり効いている室内でもう1ステージ。。。。
まさに温度/湿度のジェットコースターでした。汗
しかし、そこはカーボンファイバー製のギター、急激な環境の変化がボディやネックに与える影響は皆無!
屋外から室内に移動しても、多少弦自体が伸び縮みするくらいなので、演奏開始前にチューニングを確認したくらいで(あ、これは当たり前ですね。笑)、あとは全くのストレスフリーで両ステージ終了!
楽器のコンディションを全く気にせず、野外に持ち出せる「カーボンファイバーギターのとっても大きなメリット」を体感した1日でした。
むしろ、「そのギターいい音ですね?」とか「どこのギターですか?」って聞かれました。
製品説明の文章を読んだ時に「高温多湿の過酷な演奏環境に置いても、常にベストコンディションで演奏が可能」というのを目にして、頭で理解していても、実際のライブ会場で得られる、この精神的安心感というのは想像以上のものでした。
蒸し暑い野外のステージでギタースタンドに立てかけておいても全く心配なし。
※勿論楽器自体はそれなりに温まりますが。笑
せっかくの野外の開放的なライブ!楽器のコンディションを気にせず演奏に集中して、楽しみたいですよね!
次回はカーボンファイバーギターのメリットをさらに掘り下げます!
お楽しみに~!
では!
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